楽曲制作 音楽活動

ある日ベッドから起き上がれなくなってから、人生で大事なものを知った。

投稿日:2018-05-26 更新日:

ブログという媒体は文字を書き連ねることでいろんな想いを込められるので、音楽と似ているところがあります。

5月26日(土)0時に、2018年6か月連続MV公開企画「ハタラクオトナノドキュメンタリー~サヨナラから始まる~」と題して、第2弾の新作MV「だいじにしようよ」を公開しました。

ちなみに第1弾は「さよならハイヒール」

第2弾「だいじにしようよ」の制作背景を書こうとすると、激務と心労で倒れた自分をいつも思い出すので、今日はそんなわたしの暗い時期の過去を書いてみようと思います。

ちなみに今は問題なく元気ですよ!!

質問:あなたの人生で大事なものって何ですか?

いきなりの質問ですが、これを読んでくれているあなたにとって、大事なものは何ですか?

お金?

時間?

友人や恋人?

家族?

生活環境?

挙げればキリがありません。

わたしの大事なものは、

ずばり自分自身です。

自分の身体と心がこの世の中で一番大事です!!

そんなわたしは、かつてはお金がとても大事でした。

生きるのにはお金が必要で、無いと絶対に困るものだと信じて疑わなかったのでした。

お金があれば物事の9割9分くらいは解決したようなものだと思っていました。
だから「いっぱい稼げばとりあえず問題ないでしょ」と思っていました。

確かに今でも、「お金が無いと困る」のは同じなのですが、今はもっと大事なことがあります。

それは、自分の時間を生きることです。

きっかけは、自分の体と心が折れてベッドから起き上がれなくなったこと

上京してすぐの頃、とても激務で、毎日22時やそれ以降に帰るのが普通の環境で働いていたことがあります。

周りの同期はタクシー帰り深夜3時が普通と言っていたので、自分はマシだと思っていたのでした。
比較的忙しい業界だって知って入ったし。

お客さん先で働く形式の会社に勤めていたので、上司だけでなくお客さんも「え、まだいるでしょ?」と夜でも普通に仕事をたくさん振ってきます。
当然のごとく。

そして「全部今日中ね」と言われるので帰れない。

新人の頃はわからないことも多いけど、上司は実質海外にいてオフィスにいなくて、わからないことも聞ける環境じゃなくて、かといってまさかお客さんに相談するわけにもいかない。

ひたすらGoogle検索&トライ&エラーを繰り返すとか、見た目は執行役員のような風貌の同期にしぶしぶ聞くとか。

そんな日々。

結局終わるのはいつも遅くなっていて、慣れない環境でもあるし疲労が溜まる一方。

朝は9時に出社しないとお客さんが時間をチェックしているので、遅刻はできない。
当時は通勤には1時間くらいかかっていました。

わたしは比較的睡眠時間が長いほうなのですが、連日睡眠時間が5時間を切っていくと、徐々に体調が悪くなっていきました。

最初はちょっと具合が悪いだけだと思っていたのですが、そこからいろいろとおかしくなってきて。

身体が元気じゃないので、集中もあんまりできず、簡単なことすらうまくできない。

すると、「なんでこんなこともできなくなったんだろう?しっかりしようよ」と言い聞かせながら頭が混乱しはじめて、よりわからなくなって焦る。

進まなくて終わらなくて怒られる&帰れないから深夜になる。
より睡眠時間が取れなくなる。

そのうち上司の指示も何回聞いても全く理解できなくて、頭にも入らなくなっていきました。
クライアント先に行くと動悸が激しくなって、パソコンを開くと涙が出てくる謎。

そして、「お前ほんとバカだな」と向かいに座っていた、やっぱり見た目は執行役員の同期に言われながら、ますます具合が悪くなっていきました。

「そんなとこ入社しなきゃよかったじゃん」とか責められても、そんなのはあとの祭りなのでしょうがなかった。

でも正直、「入ったとこミスった」と思った。

母親には「おとなしく言うこと聞いて札幌にいればよかったのよ。自分で選んだんだからしょうがないんじゃない?」と電話で言われました。

とっても悲しい言葉だった。
なんでこのタイミングでそんなこと言うのかな?って思った。

確かにしょうがないのかもしれないけど。

かといって、すぐ転職することもちょっと考えられなかった。

というか、考える能力がどこかに行ったんじゃないかと思うくらい、毎日意識がもうろうとしてて、気づけばトイレで吐いていた。

今当時を思い出すと、
「みんな残業してるんだからお前もしろよ」とか、

「早く社畜になれよ」とか

意味不明なことを豪語する、わたしの向かいに座っていた同期も心底不快でした。

同調圧力ほど面倒で不愉快なものはないのだけど、最初にわたしが足を踏み入れたところは、「みんなと同じが当たり前」の場所でもあったのでした。

そんな状況で、唯一少しは自分の仕事のことを相談できていた父親は末期がんになってしまった。

より一層「なんでわたし今東京にいるんだろう」と思った。

当時付き合っていた年下の彼氏は医学生で忙しくて、自分のことで精いっぱいそうだったからほとんど相談もしなかった。

気付いたら冷めて別れてしまっていました。

こういうときって、人に何か話せる状態じゃなくなります。

友達と会う約束してても、気づいたら床で気絶してて夜中に起きたり、連絡来てもまともに返事ができなかった。

積もりに積もって、ある朝。

事態は起きた。

起きれない。

まったく。

まるでベッドに接着剤でくっつけられたような気分。
身体が全く動かない。

起きるとは、はて?どうやるのだろうか?

みたいな状態になった。

そのときやっと気づいた。

あぁ、わたし、たぶん具合悪いんだ。

なんとかしなきゃ、やばいかもしれない。

自分で自分のこと助ける以外、生きる方法ってないんだ。

家族も友達も恋人も他人だし、他の人に自分のことがわかるわけないんだ。

そんなことをふと思った。

回復してから会社の先輩に話したら、「それ即休職レベルで病院行く話でしょ!なんで言わなかったの!?」って言われました。

いや、だから言えなかったんだって!わかってくださいよwと心の声。

言えてたら、こんなことになってないです。

管理職の方は、言える環境を作ることも仕事だと思いますよ。
気付いたら早めに対処することもね。

自分の身体と心を一番大事にしないといけない

このときを境に、「本当は何がしたい?」「何が幸せ?」をすごく考えるようになりました。
誰かや何かと比較するんじゃなくて、「幸せ」の意味を考えるようになりました。

人のために生きても、

会社のために生きても、

誰かが守ってくれるとは限らない。

「そうだ、自分のために生きよう。たとえ誰に何を言われても。」

と思いました。

空気を読まずにすぐに帰るのも、受けられない量の仕事を受けないのも、悪いことじゃない。

受けられる人が受ければいい。

代わりが効くものだから、しょせんは。

会社ってそういうもの。

そんなことをいろいろ考えて、やがて「自分の時間を取り戻したい」と思うようになりました。

好きな音楽を聴いたり、歌を歌ったり、やってみたかった作曲をやりたいと思いました。

そして、添加物の少ない自炊のごはんが食べたいと思いました。

わたしはアレルギー体質で、食品添加物をほとんど使わない家庭で育っていることもあって、市販の加工食品がほぼ食べられないのですが、忙しさにかまけてつい食べていました。

そのせいもあって猛烈に体調が悪くなっていたように思います。

なので、わたしの場合は、自分でごはんを作る時間も必要だなと思いました。

落ち着いて頭を整理して考えたあと、事態は好転していきました。
とりあえず、長時間労働から抜けることができたのでした。

そしてそのときから、ずっとやってみたかった作曲をパソコンとシンセを使って始めました。

この子はそのときからの相棒↓

作業部屋にて

お金は生活に不自由がない程度で良い。

それ以上は問題にならない。

だったら自分の身体と心をだいじにしよう。

この日から、価値観がガラッと変わったのでした。

自分が何より、大事だ。

「だいじにしようよ」を通して、自分をだいじにすることの重みを伝えたい

わたしのこんなリアル談を話すと、たまに電通の高橋まつりさんの話が出てきます。

「電通、意識改革は遠く難しい」 高橋まつりさん母手記

電通の方が数倍ひどかったんじゃないでしょうか。
The 日本企業!の闇は深いと思う。
エッジが効いている人は就職しない方が身のためかもですねー、会社によりけりだとは思うけど。

日本では若者の自殺率はすごく高いんですよね。
自殺対策白書というのがあるのですが、日本の若者の死因の1位は自殺で、事故より多いです。

世界で6番目に自分で死ぬ人が多い国です。

これだけ医療が発達して、これから自動運転も普及して、病死や事故死が減る時代に、自殺が一番多いとか嫌な国だ。

わたしはその原因の一つには、「同調圧力の下で、自分を犠牲にしすぎること」があると思います。

人と同じじゃないといけない

「普通」に見られないといけない

自分を押し殺さないといけない

自分が我慢しないといけない

それは、果たして本当なんだろうか?
それって、誰得?

たとえ人種が同じでも、やっぱりみんな別の人間で、分かり合えないことの方が多い。

同じ言語を話していても、異文化交流だって気づくところから始めるべきだと思います。

たまに「なんで○○してくれないの!?」と言うフレーズを耳にしたり、実際に言われたりすることがあります。
当然だって思ってるからそんな発言になるんですよね。

あなたとわたしは違う人間です。
何かしてくれたら、全身全霊の「ありがとう」で感謝の気持ちを伝えたい。

でも、誰かに何かしてもらうことは当然じゃない。
仕事だから辛い、でも我慢しろ、は当たり前じゃない。

と思う。

最初、この「だいじにしようよ」は、とある薬物乱用防止キャンペーンイベントのステージに出ることが決まって作ったものでした。

自分のことを大事にできる人が増えたら、薬物乱用という問題も減るんじゃないかと思って作ったのです。

誰かに「助けて」というサインに気づいてほしくて、自分を傷つける。
誰でも一度や二度は経験したことがあるのでは?

この前、わたしの親の知り合いのお子さんが非行に走ってしまいました。
親子関係はあまりうまくいっていません。
そのお子さんの親とお子さん自身に「この曲をたくさん聴いて」と母がCDを渡して聴かせたところ、号泣してしまったそうです。

身近すぎと言えば身近すぎるのですが、少しはわたしの曲が誰かの役に立ったようでよかったです。

第1弾の「さよならハイヒール」のあとにあえてこの曲を持ってきたのは、意味があります。

何か新しいステージに出ようと思ったら、絶対に孤独を感じることがあるから。
どこかで痛みも感じる。
「あぁ、わかってくれないんだな」って感じたりもする。

そして、人を信じてもさらっと裏切られて利用されることもある。

人間関係や、今の生き方で傷ついているすべての人に聴いてもらいたい1曲です。

今回の映像は、音楽を聴きながら歌詞を読んでほしかったので、作り込んでいません。

撮影編集担当は宮原那由太さん、運転はなんと宮原さんのお父様です。
どうもありがとうございました!!

あなたと分かり合える人は、絶対どこかにいるはずだ

苦しくてつらいとき、
日々迷いながら生きるとき、

「あぁ、誰とも分かり合えない」と嘆く気持ちになることがあります。

でも、どこかには絶対いるんですよ、分かり合える人が。

もしかしたら日本国内にはいないかもしれない。
でも、きっとどこかに確かに存在しているはず。

わたしは音楽を通して、自分と同じような感覚や考えを持つ人たちと出逢いました。
それって、素敵なことだなぁとしみじみ思います。

思いのたけを、外に出すのが第一歩だなって、そう思いますよ^^

わたしの作品「だいじにしようよ」聴いてみてくださいね!

『ハタラクオトナノドキュメンタリー~サヨナラから始まる~』
連続ミュージックビデオ公開第2弾「だいじにしようよ」

6月22日(金)サッポロファクトリーアトリウムステージライブ映像

【Live info】MIMOGY活動4周年記念ワンマンライブ
「ハタラクオトナノドキュメンタリー~サヨナラから始まる~」

日程:10/13(土)
会場:南青山MANDALA(東京都港区南青山3丁目2−2MRビルB1)
(http://www.mandala.gr.jp/aoyama/)

開場:18:30 開演:19:30 (終演予定21:00頃)
メンバー:MIMOGY(Vo. Pf)、外山タロウ(Ba)、Takashi Inoue(Dr.)

<チケット種類>
★VIPチケット(5枚限定):7000円※Sold out※
(VIP特典:リハーサルの見学、開場前記念写真撮影、優先入場、終演後アフターパーティ参加権、音楽療法を用いた非売音源CDプレゼント)

★ペアチケット(5組10名様限定):6000円
★通常前売:3300円

通常チケット購入↓
https://mimogy.theshop.jp/items/11570818

オンライン購入↓
https://twitcasting.tv/mimogysoul/shopcart/840

※全1オーダー別※
※全席自由、入場順※
※終演後アフターパーティーについては、VIP以外は2000円で参加可能※

ワンマンライブ詳細はブログ記事をご参照ください♪
https://mimogy.net/2018/05/11/4thanniversarylive/

★MIMOGY SHOP(CDはこちらからゲットできます)★
https://mimogy.theshop.jp/

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さよならハイヒール

「さよならハイヒール」

だいじにしようよ

「だいじにしようよ」

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働くオトナの心に寄り添う音楽をお届けするシンガーソングライターMIMOGY-ミモギィ-の公式ウェブサイト。

2018年1月より本サイトを立ち上げ。
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