文化庁の補助金「文化芸術活動の継続支援事業」申請までのステップをまとめてみた。

文化庁の補助金「文化芸術活動の継続支援事業」申請までのステップをまとめてみた。

コロナ禍で音楽業界は大変なことになっていますよね。

一部のビッグアーティストを除いて、2人に1人はアーティストを辞めようと思っている人がいたり。

コロナで先が見えなくても ミュージシャン活動を続けたい人が 考えるべきこと。

オンラインに対応しようと思っても、いろいろ機材を買ったり、新しい技術を身につけたり、演奏以外のスキルがたくさん必要になってきます。

全部を無料で身につけられたらそれはそれで良いですが、先行投資せざるを得ない状況の人も多いと思います。

先日、文化庁の補助金「文化芸術活動の継続支援事業」の2次募集に応募しました。

今後継続して楽曲制作活動ができるように、技能向上等支援A-①に出しました。

無事申請は受理されたのですが、申請が受理されるまで何度か戻ってきてしまって結構大変な道のりだったので、申請までのステップをまとめます。

2020年11月より第4次募集も始まるそうですが、基本的な申請の仕方は同じなので、ぜひ参考にしてください!

前提:国や地方自治体への補助金申請で必ず必要なもの。

前提として、こういった補助金は必ず以下の点が問われます。

  • ちゃんと税金を納めているか
  • 違法行為をしていないか
  • これからの事業継続意思があるか

補助金は国民が今まで納税した税金がまとまって必要な人に支払われる形なので、税金を払っていない人=個人事業主や法人で確定申告をしていない人は対象になりません。

ミュージシャンをはじめ、芸術関係の仕事をしている方は、現金手渡しがメイン&確定申告をしていない人も多いので、この部分が満たされない人が多い印象です…。

面倒でも確定申告をしておくと、いざというときは支援が受けられます。

 

以下は、上に書いた3点を守って、それらの証拠書類が税務署で発行できる音楽に関係する人向けに書きますね!

※音楽人向けに書きますが、舞台芸術全般向けの補助金だそうです。

全4種類の補助金の内容

補助金申請って難しそう…という気持ち、すごくわかります!

わたしも初めてだったので…。

まずはしっかりと公募資料を読みましょうっっ!

公募資料はこちらの「関係資料」部分のPDFにあります(募集案内はこちら)。

文字ばっかりでうんざりですが、行政の資料なので仕方ない…!

諦めてまずは読みましょう。

基本的にこの募集案内に書かれていることを守ってマイページを作ってそこから出せば受理されるのですが、補助金は4種類あってそれぞれ内容に違いがあります。

A-①:活動継続・技能向上等⽀援(標準的な取り組みを行うフリーランスを含む個人事業者)

わたしはこれで申請しました。上限は20万円までです。

プロの実演家・技術スタッフ等を対象に、練習のための稽古場の確保、技能向上のための研修資料等の購⼊、調査・制作準備等(これは例⽰であり、下記A-②に⽰した取組の例や、
本事業の趣旨・⽬的に沿うものであれば、その他申請者の主体的な判断で実施されるものも対象になりえます。)の活動費を⽀援

スタジオレッスン時のスタジオレンタル代や追加のレッスン受講、制作準備に伴う費用などが対象になります。

活動を継続するのが前提になります◎

事業の目的に沿えば上の例に限定しないそうなので、機材購入費なども入るのでしょうかね。

A-②:活動継続・技能向上等⽀援(より積極的な取組を⾏う個⼈事業者向け)

こちらは金額が高くて、150万円まで下りるものです。

感染症対策を踏まえた新たな練習⽅法の確⽴、動画収録・配信による活動の発信、会計処理に関する講習の参加等、発展的取組(これは例⽰であり、上記A-①に⽰した取組の例や、
本事業の趣旨・⽬的に沿うものであれば、その他申請者の主体的な判断で実施されるものも対象になりえます。)を⾏う活動費を⽀援

こちらは個人でライブバーを経営しているような方など合うのではないでしょうか。

今はお客さんもライブハウスやライブバーには行きづらいのが正直なところだとも思うので、配信システムは必須ですよね。

なので配信機材を導入する、この機材が高いときは会計処理も単なる経費ではなくなっていくので、会計処理のために必要な知識をつけるための税理士への講習依頼なども入りそうです。

まぁ会計関連はソフト入れればある程度事足りると思いますが、ソフトを入れるお金も入れて良いのではと思います。

機材がすごく高いですよね、なので補助が出るなら手を出しやすくなりますね!

今後のお店存続を考えるなら申請しても良さそうです。

ただ注意があって、小規模事業者持続化補助金に申請して受理されなかった人が申請できるそうなので、二重申請やこちらを優先して申請するのはNG。

活動継続・技能向上等⽀援B(団体向け)

こちらは小規模団体向けなので、個人事業者単体では申請できません。

新型コロナウイルス感染症に対応した新たな公演・制作の企画等(動画等による公演等の収録・配信、広報コンテンツの作成、感染症防⽌に対応した集団練習の実施等を含みます)
(これは例⽰であり、本事業の趣旨・⽬的に沿うものであれば、その他申請者の主体的な判断で実施されるものも対象になりえます)の活動費を⽀援

小規模アイドルグループとか、劇団に合っているのかな。

内容としてはA-②と同じで150万円まで。

今回は個人向けのみ説明なので詳細は省きますね。

共同申請(小規模団体が主体で複数の個人事業者と共同で取り組む内容)

なんと上限は1500万円!なので、個人のみではなくて、事務所などと組んでイベントをやるようなときでしょうか。

こういうときは個人の方が調べるより団体が調べて申請しそうですねー。

⼩規模団体が主体となり、複数の個⼈事業者と共同して取り組む公演の開催に向けた検討会の開催、トライアル公演等(これは例⽰であり、本事業の趣旨・⽬的に沿うものであ
れば、その他申請者の主体的な判断で実施されるものも対象になりえます)の活動費を⽀援

こちらも今回は省きますね!

どの種類を選んでも、活動費が対象だそう。

補助対象となる経費は、活動費(賃⾦、諸謝⾦、旅費、借損料、消耗品費、会議費、通信運搬費、雑役務費)であり、それ以外の経費は本事業の補助対象外となります。

そして、募集案内のP14~16に定められている標準金額を超えると「金額が標準金額を超えているので申請をやり直してください」と事務局から連絡が来ます(わたしは来ました)。

どうやって対象活動費の内訳を定めるのかわからないときは、事務局に問い合わせた方が早いです、親切に教えてくれます。

マイページ上で申請のときに注意することリスト。

申請にはマイページを作ることになっていて。

ログインすると入力するところがたくさん出てくるのですが、対象補助金額は自動で計算してくれるので入力だけ淡々と入れればOKです。

ただ!いろいろ注意があるので、簡単に書きます!

タイトル:今回の補助金の趣旨・目的に合うタイトルで書くこと

申請のタイトルですが、適切なタイトルになっていない場合はすぐ却下されます。

活動継続をするため、などちゃんと目的に合っているかどうかを確認できるタイトルにすることが大切!

適当に書かない方が良いですよ!

経費:対象の科目がわからなかったら迷わず事務局に尋ねる

じゃないと何度も事務局と機械的なやり取りをする羽目になります。

さっき少し上に書いたような標準金額の件でわたしはやり取りが発生したので、すぐ事務局に問い合わせをしました。

事務局の方は親切に教えてくれました。よかったー。

 

必要書類:税務署の受付印がある確定申告書や青色申告決算書を添付する

わたしは全然気づいていなかったのですが、確定申告を郵送でした場合は受付印がもらえないため、公的な申請でそのままスマホ画像で控えを送っても不備扱いになります…。

コロナで密になるのを防ぐとして郵送も勧められていたと思いますが、こういう書類を提出するには結局受付印のために税務署に行かないといけないという…

オンラインでは一応e-Taxで取れるそうですが、e-Tax自体がとても使いにくいので税務署に行った方が早い印象です。

なので、税務署で「納税証明書その2」を発行してもらう

or

コロナ向け緊急対応で行われている確定申告書の閲覧許可申請を行って、受付印がある確定申告書たちの写真を撮る

 

のどちらかで、正式に受理されていることを確認できる資料を出すことが必要です。

あと、税務署に行くときは認めで良いので印鑑が必須です!

このご時世に印鑑を求める行政とは…と思ってしまうけど仕方ないですね、持っていきましょう!

わたしは最初納税証明書その2がどこで取れるかわからず市役所に行き、役所のおじさんに「あーその2は役所じゃなくて税務署だわ!」と言い放たれ。

税務署に向かったら印鑑がないことに気づき、後日また税務署に行くというめんどくさい事態になったので、これを読んでいる方はぜひ直接税務署に行ってください。

そしてはんこ忘れずにー!

ちゃんと理由があるなら補助金は申請しても良いもの。

世の中には悪い人がいて、最近は給付金の虚偽申請も多いみたいですが、正当な理由があって条件に当てはまれば、申請する権利があるものです。

終わりが見えないコロナウイルス、すごく残念ですが2021年もこの状況は続きそうですよね。

なので、続けられる環境を作るために使える制度はちゃんと活用して、この苦境を乗り切っていきたいところです。

お互いがんばりましょうね。

少しでも参考になったらうれしいです◎

MIMO

 

 

About The Author

MIMOGY
働くオトナの心に寄り添うパラキャリシンガーソングライターMIMOGY-ミモギィ-。
北海道札幌市出身。
大学卒業後就職と共に上京するも、会社員生活の中での激務やストレスでベッドから起き上がれなくなったのをきっかけに音楽の世界へ。
働き世代の実際にあった話から書き下ろす歌詞と芯のある歌声が特徴。
音楽系フリーランスと会社員のパラレルキャリアで活動中。