先週末10/10(土)は、初めてのYouTube無観客配信ライブとして「それぞれのOnly One Song」を開催しました。
ご覧頂いた方々、どうもありがとうございました!

アーカイブ無料視聴は2021年の1/31までです。
ライブ会場にお客さんを呼ばずに配信のみで開催するというのは、普段ホームスタジオから配信している自分としてもとても新鮮で、どうなることかと不安も抱えつつの当日でした。
でも、当日配信時間だけで累計100人程度の方が見てくださり、国内外問わずいろいろな場所から見てくださる方からあったかいコメントもいただき、場の雰囲気としても最高で、良い配信ライブになったなぁと思いました。
今日は、あえてライブ会場を借り切っての無観客配信ライブをやってみたわたしが、良い配信ライブを作るために気づいた必要なことを書きます。
有名なメジャーアーティストではない、フリーで活動するミュージシャンだとしても、配信ライブの可能性というのは今後もすごくあるなという印象です。
世の中は劇的に変わるし、これからもいろいろなことが起こるし、今までの常識は明日には通用しないような世界だとしても、自分なりの形を作っていきたい!という方にも参考になったらうれしいです。
一番大切なことは、ライブの目的をみんなで共有すること
これは配信ライブだから、というわけではないですが、目的をみんなで共有するというのはすごく大切なことです。
今は、スマホひとつあれば配信ライブができる時代で、みんなオンラインに流れているので配信ライブをする人もたくさんいます。
その中で、あえて無観客にしていること、YouTubeで配信するということ、さっぽろアートライブの一環だということ、ライブで何を実現したいのかってことを一度ちゃんと言葉にして話す!
これが大切だったし、みんな今回その気持ちを理解して本番に臨んでくれたのが嬉しかったです。
開催背景はこちらの記事に詳しく書いています。
こういうときブログってとても役に立つツールですよね。
音楽の配信ライブをするなら、音へのこだわりはマスト
ミュージシャンが音楽の配信ライブをするなら、必ずこだわるべきポイントがあります。
当然と言えば当然ですが、それは配信ライブ時の音です。
今回は、会場にmusica hall cafeさんを選ばせて頂きました。
オーナーの田所さんは通常お店で開催されるライブでもPAをされる方で、それだけですでにとても安心でした!

ただ、配信ライブだと、会場の音をどうオンラインに乗せてリアルなライブの臨場感を再現するかの工夫が必要になります。
そこで今回は、配信ライブ制作スタッフとして2人に協力依頼。
音楽活動戦略コンサルタントの大関勇気さんと、わたしの過去のミュージックビデオを10本以上制作しており、今は配信ライブの仕事を中心に行っている映像兼配信スタッフの宮原那由太氏にお願いして。

機材も配信用の機材フルスペックで!
PAからいろいろ配線していますが、気になる方は宮原さんに直接聞いてみてください。
わたしは完全お任せでリハーサルも本番も集中してできました。

今回の編成はピアノ&ボーカルにパーカッションというシンプルな編成ではありますが、パーカッションはマイクで音を拾う一方、会場ではお客さんがいないだけでリアルに演奏しているので、本番の熱量と配信音のバランスに気を遣ったり、二人の息の合ってる感じを配信ライブ上も遅れなく流す、というところが神経を使うところでした。
何の楽器を使うのかによっても音の作り方は工夫の仕方が変わりますねー。
どんな音作りになっているかはアーカイブをぜひご視聴ください^^
大関さんが配信ライブ制作の裏側をブログに書いてくれたので、そちらもご一読ください!
音だけではなく映像にもこだわる
わたしは普段ツイキャスというライブ配信アプリでホームスタジオから配信ライブを毎月開催しています。
ツイキャスで配信ライブをするときは、視聴者さんが書いてくれたコメントを読んだり、演奏が終わったあとは交流を兼ねた雑談会になったり、ライブはもちろんMIMOGYそのものを楽しんでもらうような感じでアットホームに少しゆるい感じでお送りしています。
が、今回のYouTube無観客配信ライブは、札幌市の文化芸術従事者向けの補助事業の一環でもあって、知らない方にも広く見てもらい、札幌市民の方々にも楽しんでもらおう!という音楽ライブなので、リアルライブと同じくらいの臨場感を映像でも届けられたらいいのに…という気持ちでした。
そこで、今回の配信スタッフ宮原さんはもともと映像撮影が仕事のメインなので、音に加え4台カメラでわたしの曲に合うようなカメラワークも実現してくれました!
良い仕事って気持ちが通じ合わないとできないですよね…。
カメラから見るとこんな感じで、4台カメラそれぞれのアングルでどう見えるか確認もできています。

曲によって見せ方のアングルが違っているので、良かったら細かい違いも含めて見てみてください。
やっぱり信頼できる音・映像スタッフが仲間にいるというのはすごく心強いですね!
コロナをきっかけにやりたいことをカタチにできた
これは自分の話でおまけですが…
今回はコロナウイルスがきっかけとなって、こういうライブを開催させて頂きました。
例年活動〇周年ワンマンライブを開催するときは、タイトルが「ハタラクオトナノドキュメンタリー」シリーズでの開催だったのですが、今回は初めてのYouTube無観客配信ライブだということもあり、いつもの形とは変えようと思い。
以前から自分の中でやりたいと思っていた「Only One Song For You」から生まれた楽曲を10曲お届けしました。
今この状況だからこそ、それぞれの実在する方々からの体験から作られたストーリーで、ただ絶望するだけじゃなく一歩先に進めたら良いなと、そう思いながらの演奏になりました。
【SET LIST】
それぞれの曲の背景も今後アーカイブが残っている期間、ブログで少しずつお伝えしていきたいなぁと、少しずつ記事にしていっている最中です。
1曲目「ただいまをいつでも」の話はこちらのブログから。
一緒に演奏したふ~みんさんは、曲の背景をちゃんと理解して演奏してくれました。
自分の曲がなぜできて、どういう想いが込められているかは他のミュージシャンにも絶対伝えてからライブをした方が良いですよね!

ちなみに、今回はヘアメイクにリョンさんをお呼びして、いつもはしない髪総アップ!もしました。

どうせやるならやりたいことをどんどん!
写真は全部活動初期から応援してくださっている本間のりさんが撮影してくださいました。
関わってくださったみなさまありがとうございました!
嘆くときがあっても良いから、チャンスに変えたい
時代はどんどん変わります。
昨日までは仕事として成り立っていたものが、次の日にはなくなることもあります。
コロナはそんなきっかけにすぎなくて、今後もいろんなことが起こります。
何が起きても、転んでも立ち上がりながらチャンスに変えていけるような生き方ができたら、そしてそれも音楽活動やわたしの生み出す曲で表現できたらすごい意味あるなって、改めて思っています。
ちっぽけな存在でも、半径1メートルから世界をちょっぴり変えられたら、幸せが増えていくよきっと。
ありがとうございました!
