【オリジナル楽曲紹介】やりたいことがなくて悩むオトナの心を歌った『海月』の話

11/3(日)に10周年記念ワンマンライブがありますが、そのライブで歌ってほしい楽曲を事前に別のブログで募集しました。

【アンケート企画】次にライブを再開するとしたら聴きたい曲は?

そのときに、いちばんリクエストが多かった曲、『海月』の制作背景を紹介します。

「海月」MVはこちら

タイトルに自然の生き物が入っている曲は、自分の楽曲の中ではけっこうめずらしいかも?

フルアルバム「ハタラクオトナノドキュメンタリー」に収録。

人生の歩き方は、大人になってからは教えてもらえない

子供の頃は、周りの大人がレールを敷いて答えをくれることが多いと思います。
親がある程度「こうしたら?」と言ってくれることもあっただろうし、学校の先生が「この大学を受けてみたら?」ということもあるだろうし。
 
 
その期間は、10数年?あるいは20数年?くらいありますよね。
 
でも、大人になってからは、自分の行く方向は自分で見つけないといけない。
大人になってからのほうが、はるかに人生が長いのに、それってけっこう大変です。
 
自分で考えて決めるチャンスがいっぱいあれば良いけれど、生まれた環境や育った環境によっては、そこまで多くなくて。
 
学校とかだと、自分の意見を言うと「なんか変わってる」扱いを受けるかもしれないですし、より難しい。
たぶん今も、そこまで変わってないのでは。
 
だけど、大人になってからは誰も方向を示してくれるわけじゃない。
自分で決める練習をまともにしてきていないのに、いきなり「はい、自分で全部決めていいよ」って言われてしまうわけです。
 
迷ったり、相談したりできたら良いけど、何から言えば良いのか。
考えすぎてよくわからなくなる…!
 
そんな人の悩み相談を聞きながら、「ああ海月になれたら流されるままでもいいのかな」という歌詞がメロディと共に出てきたのが、この曲ができたきっかけでした。
 

海月(クラゲ)には脳がない

海月には脳がないから、考えることができないって知ってましたか?
わたしは、「脳がないなんて!すごくうらやましいな」と思うことがたくさんあるんです。

考え事をして夜眠れなくなったり、余計なことに悩んだりしてストレスを溜めたりせず、ただただ浮いてる。

最近は水族館でも定番の人気者でもあるし!

光を通して、何色にでもなれる、水の中の情景を邪魔しない存在でもある。

刺されると痛いですが。

ぷかぷか浮いていて、それだけで存在が肯定されるなんて、悩む必要がないから脳もないのかも。

加えて心臓もないから、ドキドキとかもしない。

ってなると、感情で揺らぐこともないってことですよね。すごいなぁ。

この曲は先にコード進行縛りでメロディを完成

曲を作るときは人それぞれやり方があると思うのですが、この曲は先にイントロのコードを決めて、ループを基本に作ったのでとってもシンプルな構成になっています。

サビはどこ?と最初思うかもしれませんが、それも聴きどころ。

4周年ワンマンライブのときの映像

10周年ワンマンライブでは、わたしはスタンディングで歌うバージョンをお送りするので、また違ったアレンジに。

その場に居合わせてくださるみなさんと作る音が超絶楽しみです!

今まで頂いた楽曲「海月」の歌詞一部を紹介

この曲はラジオでも流して頂いたり、まだライブをたくさんやっていた頃によく歌っていたので、感想をいただくことも多かったのですが、よく「泣きました」コメントが出る曲で。

とあるカフェでBGMに使ってくださっていたオーナーさんからは、「お客さんの女の子が曲聴くなり号泣しちゃったよ!」と言われたり。

「あぁ 海月になれたら・・・」の節以降、過去の自分と重ね合わせてしまい、 何だか涙がこみ上げて来ました。」なんてコメントをいただいたり。

Aメロからこういう歌詞で入るので、曲調相まって心が揺れちゃうのかもしれません。

ああ誰もが大人にはなれるけれど何になりたいのかはわからないまま
ああ適職診断もアテにならないな 別にやりたいこともないし

よく泣いちゃうって言われるのは、ここのサビあたり?

あぁ 海月になれたら 流されるままでも良いのかな
あぁ 海月になれたら このままでも良いのかな
あぁ 海月になれたら 今よりもずっと楽になれるのかな
あぁ 海月になれたら 全部忘れられるのかな
ねぇ 今日の夜だけは 弱いわたしを許しても良いかな
あぁ いつか今日よりは 少しだけ違う自分になれたら

日常生活で「泣く」って機会は、そこまで多くないかもしれません。
泣くのもストレス発散になるらしいので、それはそれで良いのではと。

みんな口に出さないだけで、悩んでもがいて生きている

悩みを気軽に相談できるような人間関係自体が貴重だったりするし、社会人になると生活スタイルが変わって疎遠になる人も出てきて孤独感倍増になることもあるのかも?

それでも、みんな口に出さないだけで、悩んでもがいて生きているんだと思うんです。

自分の足で立って、生きていくってかっこいい。

そのための悩む時期は、全然ムダじゃない気がするんですよね。

わたしもいっぱい悩んだりするので、そういう方々の気持ちに寄り添えたらなと思って歌っています。

11/3(日)10周年ワンマンライブではスペシャルな編成でお届け

『海月』は、悩んでいたときは聴いて泣きそうだったけど、悩みが解消したあとに聴いたら泣かないかもしれないので、そういう方にも楽しんでもらえたら。

自分の中の少しの変化に気づける1曲にもなったらうれしいなぁ。

ワンマンライブのチケット早期購入特典は8月末までですので、ぜひお早めにどうぞ!

MIMOGY 10th anniversary ONEMAN LIVE
~眩しい場所の先へ

日程:2024年11月3日(日)
時間:開場 18:00 開演 19:00

場所:六本木クラップス(ウェブサイト

座席:全席自由4,000円+1drink別

(出演)
MIMOGY(Vo)
武内保憲(Pf)
Taka(Dr)
外山タロウ(Bass)

【前売チケット購入方法】
(早期購入特典あり!)MIMOGYオンラインショップでの紙チケット購入はこちら

【WEB予約】
MIMOGYの問い合わせフォームもしくは六本木クラップスさんウェブサイトでお名前・連絡先・人数をお知らせください。




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ABOUT US
MIMOGY
働くオトナの心に寄り添うシンガーソングライターMIMOGY-ミモギィ-。 大学卒業後就職と共に上京するも、会社員生活の中での激務やストレスでベッドから起き上がれなくなったのをきっかけに音楽の世界へ。 働き世代の実話から書き下ろす歌詞と芯のある歌声が特徴。 人生遊びきる楽しいオトナが増えたら良いなとブログも更新中。