現在Amazon Primeで無料公開されている映画「プラダを着た悪魔」を観ました。
この作品は2006年に公開されたアメリカの映画で、ローレン・ワイスバーガーの同名小説が原作。
ファッション業界を舞台にしたドラマで、アン・ハサウェイ演じるアンディが雑誌編集長であるミランダの非常に要求の厳しいアシスタントとして働く様子を描いています。
大女優メリル・ストリープのミランダ役は圧巻かつとても繊細で、「将来はこんな風にかっこよくてファッションセンスあふれるおばあちゃんになりたい!」と思わせてくれました。
実ははるか昔に観たのですが、ほぼ何も覚えておらず…全くの初めて状態と同じ感じで1時間半程度を堪能しました。
仕事に一生懸命取り組んでいる女性はもちろん、そういう女性をパートナーに選んでいる男性にもぜひ観てほしい作品ですね!
「プラダを着た悪魔」のあらすじと見どころ
この映画のメインの舞台はニューヨーク。街並みと行き交う人々からしてやはり雑多です。
簡単ですが、あらすじと見どころ。
あらすじ
ジャーナリスト志望でNYにやってきたアンディは、希望する複数の出版社に履歴書を送るも返事なし。
やっと返事が来たと思ったら、それは、自分が一度も読んだこともなく興味もなかったファッション雑誌「RUNWAY」の出版元の企業だった。
アン・ハサウェイは何もしなくてもものすごく美人だと思います。
が、最初に登場する服装からすでにダサすぎて、面接会場に行くなり別の社員に怪訝な顔で見られたり、上から下まで見られて「何かの間違い」呼ばわりされたり…。
ひどいw
人の第一印象の9割以上を決める服装の大切さを思い知りますね!
「今までと違うタイプを選んだの」とのことで、編集長の直接面接後になぜか採用になるアンディ。
ここから熾烈の戦いと私生活の崩壊が始まります…。
見どころ
2006年の映画なこともあり、今ほどコンプライアンスも厳しくなく。
確実にパワハラシーンだらけなのですが、シリアスすぎずどこかコミカルさもあり。
何よりも、負けないでアシスタントを続けていくうちに成長していくアンディが、とても素敵な女性なんですよね。
服装を変え、自信が少しずつついてきて。
NYという街で洗練されて、どんどんきれいになっていく姿はたくさんの女性があこがれるのではないでしょうか。
余談ですが、この映画を参考に作っているのでは?と思う日本のドラマは「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」ですね。パワハラ感はちょっと薄いですが内容はそっくり。
「プラダを着た悪魔」を観た感想※ネタバレ若干あり
ここからは自分が観た感想を簡単にご紹介します。若干ネタバレはあるかもしれません!
キャリアと個人のアイデンティティの両立の葛藤
なぜか男性は仕事がうまくいくと私生活も充実する傾向にある。
けれど、女性は仕事がうまくいくと恋愛や友情にヒビが入ることが多い。
昔はそんなこともよく言われていたような気がします。今はわかりませんが。
2006年の作品ということは約20年前なので、現在よりも女性がキャリアを積むことの大変さが見て取れる内容になっていました。
それは主人公のアンディだけでなく、ミランダ編集長も同じ。
第一線に立とうとすると、業界関係なく人の蹴落としあいが増える。
外向けの自分と本当のアイデンティティの狭間で苦しんだりする部分がある。
そんな描写がたくさんあって。
それでも「誰もがわたしに憧れるのよ」と迷いなく言えちゃう。
このミランダの強さに、グッと来たのでした。
同時に、「その生き方って、ほんとに憧れ?」と疑問を持てる主人公にも共感を覚えました。
自分も似たような経験したからかなー。
出てくる洋服、靴、バッグが軒並みハイセンス
映画のストーリーと同じくらい、洋服と靴とバッグのハイセンスさが観る人を弾き付けます。
家で映画を観られる時代でよかったと思いました!
ずっと「これはかわいい!」とかつぶやいてしまいました…
タイトルが「プラダを着た悪魔」なので、もっとプラダ出てくるのかと思ったのですが…。
日本ではあまり名前を聞かないブランドの衣装もたくさん出てきて楽しかった。
ハイブランドを身に纏いながら、徐々にあか抜けて洗練されていく主人公が本当に素敵です。
本来のファッションの役割だなと思いました。
一流のモノを身につけると、外見が追い付いて自信がついてくる。
そこで中身も磨くのが大切だと思います。
この映画の場合は、人間としても成長していく主人公の姿を心から応援したくなりました。
一生懸命で周りが見えないと、大切な人が離れていくことがある
この映画でもう一つ感じたのは、あまりに必死で頑張っていると、周りが見えなくなって大切な人が離れていくことがある、ということです。
でもこれは、余裕がないから仕方ないんですよ。
一時的に離れても、もとの関係性によっては戻れるときもある。
戻れなくなることもあるけど。
ただ必死に生きた経験は必ず糧になるので、その経験は何にも代えられないですね。
何を大切にしたいのか、ときどき立ち止まることは大切だなと改めて思いました。
人生の続きはいくらでも変えられますから。
関連ブログ「人生はやり直せないけど、続きを変えることはできる。」
映画の中で使われている音楽
ここからは、Y2K感満載楽曲を貼っておきます!
「プラダを着た悪魔」公開当時の時代感がありますね。
オープニング:Suddnly I see/KT Tunstall
朝のコーヒー買い出し場面:Jump/Madonna
最強マドンナ降臨!MVは東京舞台です。
仕事に励んで街中を駆け回る場面:Vogue/Madonna
イケメン男性との出会いの場面:Seven Days In Sunny June/Jamiroquai
セントラルパークでの撮影場面:Crazy/Alanis Morissette
前よく聴いてたなぁと、この映画で思い出した。
アンディとミランダがパリに行く場面:City Of Blinding Lights/U2
ファッション業界の大舞台に向かう感じがぴったりな1曲。
良い映画を観て、心をリセットしよう
家で映画を気軽に観られる時代なんてありがたいですね。
映画はノートPC、iPadで観るものもちろん良いですが、家の壁が白くて飾りがない人は、このAnkerのプロジェクターシリーズがおすすめです。
缶ジュース分のスペースがあれば、気軽に家が映画館にできますよ。
また何かおもしろい作品を観たら、感想を書きますね。