ピアノでもギターでも、あるいはほかの楽器だとしても、弾きながら歌うことを「弾き語り」と言います。
なぜか「弾き歌い」とは言わないのですが、語るように歌うイメージがあるからですね。
わたし自身、子供の頃はクラシックピアノを習っていたものの、大学生になったタイミングで辞めてしまい、社会人になって心病むまでピアノや鍵盤楽器からは遠ざかっていました。
それが今は音楽活動にて弾き語りはもちろん、作詞作曲やDAWでのトラック制作、レコーディングやミュージックビデオの企画まで自分で取り組んでいます。
セルフで活動するフリーのアーティスト。
今日はこの記事で、弾き語りも作詞作曲も全くの初心者だった当時のわたしが、ステージで演奏できるようになる前に、弾き語りの練習で気を付けたことを3つお伝えします。
大人になってからでも楽器を挑戦したい!と思うと弾けるものだし、歌を歌うことはメンタルを元気にするし、歌を歌うときに使う腹式呼吸では体も心も健康になります。
この記事が、弾き語りをやってみたい方の役に立ったら嬉しいです。
事前準備:耳なじみのあるヒット曲で練習する
やってみよう!と思ったら、まずやってみましょう!と言いたいところではありますが、初めてであればあるほど、少しの壁が超高い壁みたいに見えて、「やっぱ良いや…」と諦めてしまうことがあります。
せっかく楽しくやろう!と思ったことが、全然できないと絶望ですよね。
最初は全然できなくて当たり前です。
わたしもクラシックはかなりやっていたけれど、ポップスの曲自体は何もできない状態から始めました。
弾き語りをやってみよう!と思ったら、いきなり難しい曲をやるのではなくて、自分が聴いたことのあるゆっくりめなヒット曲を使って練習するのがおすすめです。
自分が好きな曲で、歌もわかりやすく簡単なのが良いです。
コードが読める方は、楽器meなどを見てみると、自分の弾き語りしたい曲が載っているかどうかわかるのでおすすめです。
わたしは自分で耳コピしてから、答え合わせでコードを確認するようにしています。
その後は自分でアレンジ。
例えばYOASOBIさんの群青はこちら。
ちなみにコードとは、すごく簡単に言うと和音の種類に名前をつけたものです。
コード進行は、和音の進行と思うと間違いないです。
例えばCは「ドミソ」を指します。
簡単に学ぶにはヤマハのサイトがおすすめです。
他には、名曲ベースで頭に入れてしまうのも良い方法だと思います。
初心者向けの楽譜もあるので、こういうのを参考にしても良いかと。
練習する曲を決めたら、練習の仕方のコツに気を付けて練習してみましょう!
練習のコツ1.いきなり歌と演奏を合わせようとしない
歌とピアノ、もしくは歌とギターなど、2つのものを同時で合わせるのは大変なことです。
ピアノの場合は、左手と右手で弾きながら歌うわけなので、ギターよりも難しく感じるかもしれません。
まずは、全パーツを別々に練習するところから始めましょう!
ピアノ弾き語りの場合であれば、下記のようなステップです。
- 右手の練習
- 左手の練習
- 両手の練習
- 歌の練習
- 両手と歌を合わせた練習
いきなり5つ目をやると、難しすぎて諦めたくなるかもしれません。
1~3は、ピアノの練習としては基本になります。ただ、弾き語りの場合は左手はベースみたいな役割なので、そこまでガンガン弾くことはないように思います。
支えるイメージで左手を使うのがコツです。
歌は歌で別に練習しましょう。歌詞は覚えてしまったほうがラクです。
練習のコツ2.まずは部分的に練習してからフル尺を練習する
これは、モチベーションを保つためにおすすめする方法です。
歌ものならではですが、歌のメインディッシュはやっぱりサビです。
サビだけ先に練習すると、それだけで「なんかできた気がする…!」と思えます。
するとAメロやBメロを練習する気持ちになれます。
もちろん、楽しみは後に取っておく精神で今日はAメロ、明日はBメロ…のように分けても良いですよね。
いきなりフル尺を練習しようとすると、長すぎて息切れする可能性があります。
1番だけ、とかでも良いと思いますね!
小さな達成感を楽しむのがコツです。
練習のコツ3.演奏を録音・録画する
自分の演奏を客観的に見て聴くというのはとても大切なことだと思うのですが、練習の一環でやるのもおすすめです。
SNSにアップするかしないかは置いておいて、とりあえず録ってみると足りないところがわかるようになります。
わたしは弾き語りを始めてすぐの頃、ライブで「君のピアノつまんないね」と知らないお客さんに言われてショックを受けたことをきっかけに、がっつり弾き語りでも演奏できるように毎日練習しまくりましたが、人に見てもらうと良い悪い問わず意見をもらえるのでおすすめです。
今はYouTubeでもインスタでもたくさんの方が載せてますよね。
こんな感じでスマホでただ録っても、見てくれる人がいるので励みになります。
カバーはもちろん、オリジナルだとしても、ライブがあれば映像も録りましょう!
スタッフさんを手配しなくても、音だけであればライブ会場で録ってくれることがほとんどです。
あとで振り返りしましょー!
音楽を身近な芸術に、心を豊かに生きていこう!
独学だろうと弾き語りは誰にでもチャレンジできるものです。
最初の一歩は誰でも大変ですが、モノにしたあとは人生楽しくなっちゃうかも?
芸術というと敷居が高いように感じるけれど、ポップソングほど身近なエンタメ兼芸術はないと思います。
心豊かに素敵な人生を送るために、弾き語りがその手段の一つになったら良いですね!
わたしのオリジナル楽曲も、弾き語りからできているのでぜひお聴きください♪
YouTubeチャンネル登録もよろしくお願いします!
MIMOGYはAudiostockでオリジナル歌もの楽曲を販売しています。
試聴もできるので、気になった方はぜひ下記のリンクボタンからページをご覧ください。