生成AI技術の進化、最近すごいですよね。
Chat GPT、みなさん使っていますか?
生成AIでは、画像や、音楽、文章などなど、さまざまな形式のコンテンツを、専門知識がなくても自動的に生成できてしまいます。
わたしは会社員の業務として生成AI活用のプロジェクトメンバーにもなっているのですが、ビジネスシーンでもアーティストやクリエイターの活動シーンでも、可能性は無限大。
ついに、誰でもクリエイター時代が本格的に到来してしまいました…。
今回は、自分のオリジナル楽曲に生成AIイラストを使ってみました。
そもそもなぜ今回生成AIを使ったのかと、使った感想をご紹介します。
※曲の制作そのものではAIは使っていないです
生成AIでリリックビデオを作ろうと思った理由
わたしが今回生成AIでリリックビデオを作ろうと思った理由は、主に3つです。
1.アーティスト・クリエイター活動でMVを気軽に作りたかった
生成AIは、ざっくりいうと、大量学習データに基づいて、自然言語(日本人なら主に日本語)でプロンプト(=依頼内容)を入れれば、その内容に合ったアウトプットの文章や画像を出してくれるものです。
自分では絵を描くことができなくても、絵が描けるようになったり、プログラミングができなくても、コーディングができるようになったり。すごいですよね!画期的!
アーティスト活動や楽曲自体を知ってもらうために必要なMVは、もちろん曲のイメージと連動させたいです。
頭の中になんとなくあるイメージを形にするための言葉を打ち込むだけでイメージに合うものが出てくるなら、それを使ってみるのはありかも?と思いました。
今回はDesigner(旧Bing Image Creator)で静止画のイラストを出しましたが、今後動画も生成AIでできるようになってくるはずなので、それを心から待ち望んでいます…!
2.時間をよりうまく使えるようにしたかった
セルフで活動すると、本来の作る活動や歌う活動以外にたくさんの時間が取られます。
その時間を節約できるのであれば、本来必要な曲作りに時間を使える!
そして曲を作るときも、ビジュアルでなんかこんなイメージだなーと出せることは、音色選びなどにも使えるので、すごく良いです。
色を見ると音がわかるとか、そういうのありますよね。
生成AIで制作そのものの時間効率もUPさせられるのは、とっても助かるんですよね。
普段は会社員もしているので、余計に時間は不足気味です。
働きながらシンガーソングライターになった流れはこちらの記事でご紹介しています。
【実話】会社員をしながらミュージシャン活動するための3ステップ。
3.自分でできることを増やしたかった
とくに最近は、すごく頻繁に曲をリリースして、どんどんMVをリリースして(そして忘れられていくこともたくさんあるかも…)、という方が多いなぁと思います。
最初は簡易なものを出してから、よく聞いてもらっている曲のこだわりMVを後に出すアーティストもいたりして。
とくにこの曲は聴いてもらえているなーとわかったら、そのあとに素敵な外部の方に協力してもらって映像化する、というのも良いのかなと思っています。
本当は映像撮る技術も身につけるとより良いのかもだけど…そこのハードルが!という人にとっても、簡単に生成AIで出せるのは魅力的。
生成AIでイラストを作ってみた感想
今回は、MicrosoftのDesigner(Bing Image Creator)で、下のリリックビデオのイラストを作りました。
左がティーカップを持っている女性で、右は歌詞が出る箇所にしました。
最終的にこの絵に落ち着くまで、約30分かかりました。
最初に出したイラスト↓
髪型はぴったりだったのですが、パジャマ感がすごくて却下しました…。
出てきたものとイメージが違うとき、いかに細かく指示を入れられるかがポイントです。
ときどき指がなぜか6本になって出力されたり、明らかに変な向きになってしまって。
どうしたものかと試行錯誤。
あと、使いながら知りましたが、同じ顔の人を何度も出すのが難しいみたいです。
となると、漫画のコマのような連続イラストとか作りづらそうですね。
指示の言葉を日本語ではなくて英語で入れたほうが、打率が上がります。
学習量の差のせいですね、きっと。
MVは公開して数か月たちました。
単に画像を貼っただけのものより明らかに聴いてもらえています。昔から聴いてくれている方以外も感想をくれるのでうれしいです。
働くオトナ女子の揺れる女心を歌う新曲「カフェラテ」、ぜひ聴いてくださいね!
ご感想もお待ちしてます!
気軽に生成AIも試して良い作品を作っていきます
最初に音楽活動を始めたときは、DAW自体も使えないITツール音痴でした。
今は音楽を通して新しい技術を試せるようにもなるなんて、感慨深いですね!
これからも生成AI含め、使える技術は気軽に試しながら、ひとつひとつの曲を大切に生み出していこうと思います。
応援してくださる方は、ぜひGoodボタン&YouTubeチャンネル登録をお願いします!
※2024/5/11追記※
先日新たにAIイラストで作成した新曲Lyric Video「Dazzling」も公開しました!
こちらはテイストが全然異なる感じにしているので、ぜひあわせてご覧ください。