もともと外出が多くないわたしですが、今日は家での宅録環境を良くするための策を考えておりました。
曲が良くてもデモの録音環境が良くないと、実際よりクオリティが悪く聞こえたりしますよね…。
ライブの方が各段に良いじゃないかと言われることも。
それは会場でしか感じられない雰囲気やライブ会場の心地良い音響などあるから仕方ない…と諦めるのはまだ早い。
今は家でも完パケできて当然になってきているので、今後に向けて宅録環境を良くするのはとても重要ですよね。
こういうのって、やればやるほど再現がないのですが、やるだけ差もつきやすいものだし、少しずつでも環境を良くしていくとモチベーションが上がる効果もあります。
今日は吸音材「ホワイトキューオン」を宅録の部屋に2つ追加したのですが、使い方も含めてどんな効果があったのか、感想を書こうと思います。
MIMO宅での宅録の前提
制作をする部屋はアパートで、広さは6畳、じゅうたんを敷いてます。
生音のレコーディングはボーカルのみなので、楽器の生音レコーディングはしていないです。
なので、わたしの場合はボーカル録りのみを気にすれば良いという感じです。
今のところコンデンサマイクはAudio TechnicaのAT4050を使っています◎
今はパーテーションを加工して簡易ボーカルブース的なスペースを作っていますが、箱じゃないので密閉にはなっていないです。三角形にできるようにしています。
こんな感じです。
このパーテーションにも別の吸音材をたくさん貼っていて、見栄えが気になるので上に布をかぶせています。
ここにマイクスタンドを立てて録る形をとります。
一人用ブースとして使う形です。
そもそも吸音材って何?
吸音材は文字の通り音を吸う素材のことです。
防音という言葉の方が馴染みがあるかもしれないですが、防音には室外の音が部屋に入ってくるのを防ぐ意味と、室内の音が外に漏れるのを防ぐ意味と2つあります。
吸音は外から入ってくる音を防ぐのではなくて、室内で鳴り響く音を吸収することになります。
吸音材が全くないと、部屋で「わーっ!!!!」と声を出したら部屋中に響くような感じになります。
引っ越しで荷物を入れる前の部屋って声がよく響くのですが、そんな感じに近いです。
特別な素材じゃなくても、毛布とかカーテンとかクッションとか、やわらかいものが部屋にあるだけで全然違います。
吸音はある程度はしたいですが、しすぎると今度は全く残響が感じられなくてつまらない音になったりするので、バランスが大事です。
宅録ならゆっくり試して調節しながら改善していけるから良いですね。
今回は2つのホワイトキューオンを使ってみました。
ホワイトキューオン、グランドピアノやアップライトピアノを持っている方がよく用意するみたいです。
東京防音という会社が販売しています。
この写真のとおり。
ペットボトルからつくられているそうですよ。
実は買ったのは2年前なのですが、そのときは東京の部屋で作業部屋が狭くて、とりあえず置くことに意味があったのでこの白いまま置いていました。
今は購入したときより値段がかなり上がっているみたいです。
あと業者向けの方が多い印象です。が、一般でも購入できます。
このままでも壁に立てかけたりできますが、見た目が真っ白で部屋に違和感なので布で包むことに。
普段なら絶対に行かない手芸屋さんに行って大きな激安布を買ってきた。
そしてただくるむだけ。
置き場所は適宜試しながら変えています。
ここに置くときは座って練習しているときが多いです。
本当は最初パーテーションに貼り付けようとしたのですが、重さや折り目の関係で無理だったので…
結局ボーカル録ってるときに、パーテーションの上に載せることにしました。
使い方想定↓
ここにマイクを置いて、試しに自分の新曲を録ってみました。
余分な反響音は入らないようになりました。
ホワイトキューオンは、持っておくと便利
2枚しか買ってないので、これが部屋6畳分になったら効果が雲泥の差になるのかもですが…
今のところはパーテーションに載せたり、歌を練習するときに顔の向かいに置くようにしています。
いろいろ組み合わせて置いたり貼ったりするのと、機材の選び方と、別のことも気にした方が効果が上がっていきそうです。
とりあえず、わたしはこれらに加えてリフレクションフィルターをマイクスタンドにつける予定です。
ただ、今の状態でも、パーテーションスペースで声を出したときと、スペースから出て部屋の別の場所で声出したときは、全然違います。
ほんとに超違う!
なので、設置している意味はあると思います。
いらない毛布とかも使っている人いますよね、まずはそういうのから試しながら組み合わせて調整していくのも良さそうです。
家でレコーディングできると、制作のスピードが上がったりオンラインでもいろんな企画ができるのでおすすめです。
予算に合わせてちょっとずつ良くしていけたら良いですよね!
家でボーカルやアコースティック楽器を録音しようとする方にとって、少しでも参考になったらうれしいです^^
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